トップメッセージ

多様な投資機会を提供し明るい未来へ

この度、レオス・キャピタルワークスはグループ経営体制に移行し、ホールディングス会社として新たにSBIレオスひふみを設立いたしました。

レオス・キャピタルワークスは、「資本市場を通じて社会に貢献します」という経営理念のもと2003年に創業し、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)により、ゆたかな社会の実現を目指しております。少額で始めることができる「つみたて投資」の重要性を訴え、幅広くお客様に投資していただく機会を提供し、投資の魅力を隅々までお届けできるよう努めて参りました。

今般のホールディングス化は、この「投資の魅力を隅々までお届けする」という目標を達成するための手段として実施したものです。

現在、日本経済はデフレからインフレへの転換を迎えている可能性が高いと考えております。インフレ下では株式や不動産などの資産が値上がりしやすく、これらの資産を保有する人にとっては有利に働きます。一方で、投資をせず現預金で資産を保有している人は、資産価値の目減りに直面するおそれがあります。つまり、今後は投資している人としていない人の間で格差が拡大していくことになると予想されるのです。しかし残念ながら、日本ではまだ「投資は悪」「投資はマネーゲーム」といった考え方が根強くあり、投資をすることに嫌悪感を持ったりためらいを感じたりするという人も少なくありません。このような現状を目の前に、投資の本来の意味をお伝えしてその魅力を隅々までお届けするためには、さらなる活動の強化が必要だと感じております。

そこでファイナンシャル・インクルージョンの達成のため、レオス・キャピタルワークスとは異なる特色を持った資産運用会社や、多様な金融サービス、フィンテック等の力を集結することを目的として設立したのが、SBIレオスひふみです。新たな社名には、私たちの強みである「SBIグループであること」「レオス・キャピタルワークスとしての伝統を持つこと」「ひふみというメインブランドを持つこと」をこれからも大切にしていくという思いを込めました。

ホールディングス化することにより、多様なパートナーと機動的な資本業務提携等を行なうことが可能になります。これは株主の皆様のためになるのはもちろん、広く世の中の投資家の皆様に多様な投資機会を提供できる可能性を高めるという意味で、ファイナンシャル・インクルージョン達成に近づくことであると考えております。私たちはこれまで以上に積極的かつ大胆な挑戦を続け、このホールディングス化を、明るい未来をつくるという本来の意味でのアクティブインベストメントを実現するための大きな一歩とする決意です。

SBIレオスひふみ株式会社
代表取締役 会長兼社長 グループCEO

藤野 英人